
では、590mm、1300Wのカーボンファイバーヒーターについて話しましょう。
このランプを作る際、私たちが掲げた目標は一つだけでした。それは「速度」です。ある作業においては、ゆっくりと加熱する時間などありません。すぐに熱が必要なのです。
多くの人々は、従来の金属製のフィラメントを使っています。確かに機能はしますが、限界もあります。一方、カーボンファイバーは全く異なります。電力を扱う仕組みが違うため、1300Wの出力を590mmの筐体に詰め込んでも、フィラメントが変形したり、性能が劣化する心配はありません。
ここで重要なのは、その熱量です。
1300Wという高出力により、非常に強力なエネルギーが発生します。対象物に迅速かつ強力に熱が伝わります。機械が所定の温度に達するのを待つのが面倒だと思っている人には、これは最適です。
しかし、単に出力が高いだけではありません。カーボンファイバーを使っているため、熱は「中赤外線領域」に集中します。通常、標準的なハロゲンランプでは効果がない材料でも、この場合は効果があります。実際、熱が材料の内部に浸透します。
内側の構造は?
カーボンファイバーを管状にして、その全体を高純度の石英で封じ込めました。なぜ石英なのかというと、高温や低温になっても壊れないからです。膨張や収縮しても割れることはありません。
また、590mmという工業標準のサイズを採用しているため、既存の装置にそのまま取り付けることができます。新しく装置を作り直す必要はありません。
注意すべき点…
このランプをうまく使いたいのであれば、設置に関しては現実的に考える必要があります。1台あたり1300Wという出力は、複数台使用すると電力消費が急激に増えます。10台も使う場合は、配電盤に負担がかかります。配線の太さを十分に確認し、電圧降下が起こらないようにしましょう。
また、カーボンファイバーは丈夫ですが、石英管は依然としてガラスです。繊細なので、機械が激しく振動する場合は、取り付け金具をあまり締め付けないようにしてください。ガラスが割れないように、少し緩めておくのが良いでしょう。
このランプは、主にPETボトルの成形や工業用乾燥ラインで使われます。つまり、物をすぐに加熱し、同じ速さで冷却する必要がある場所です。